派遣社員さんたちは、能力が高い!

 先日、商品に貼ってあるシールに問題が発生し、代わりシールを小売店に送り、貼りなおしていただかなければならなくなりました。社員が会議室に集まり、シールを仕分けしてファイルに収め、梱包して発送するという作業をしなければならなくなったのです。作業をしている時、あることに気がつきました。正社員の連中よりも、派遣社員の皆さんの方が、ポイントを的確につかみ、明らかに迅速かつ適切に対応しているのです。

 そりゃそうかもしれません。いつも自分の職能に合った仕事をしている正社員より、その都度発生した仕事に対して臨機応変に対処している派遣社員の皆さんの方が、このような不慮の事態への応用力を持っているのです。その時、私は思いました。どちらが能力が高いのかと…もちろん、派遣社員の皆さんは、意思決定に関わるような仕事をしていませんから、そのような能力は未知数です。でもそれは、そのような権限を与えられていないだけで、責任を持たされれば応える力を持っている可能性はあるのです。

 では、どうしたら、このような能力が身につくのでしょうか、私は、身の回りのことを自分でやる習慣を身に着けることが、必要なのではないかと思います。限られた時間で効率よく仕事をこなすことが求められる仕事を率先してこなすことによって、無駄のない動きができるようになるのではないでしょうか。

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2015年10月09日

get the messageは、転職キャリアブログになります!

 私も、57歳になり、定年まで3年を切りました。
 (正確には、2年9ヵ月)
 嫌でも、次の人生を考えなければなりません。
 get the message どこから来るかもわからない
 メッセージを受け取り、人生に活かしたいと
 思います。

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posted by 飛べないカカポ at 05:09| Comment(0) | 学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月20日

31歳の新入社員

 ▲■電器株式会社は、大手家電メーカーの製品を製造しているいわゆる下請けだ。大手家電メーカーは、自社の製造工場を海外に移転させ、国内の下請けに製造を委託することが少なくなっている。▲■電器株式会社の売上、利益は激減し、国内の製造工場は閉鎖の危機に追込まれている。そんな▲■電器株式会社に、一人の新入社員が入社してきた。彼の名は、桜井裕也、31歳、実は、彼、単なる新入社員ではなく、あるコンサルタントが派遣した侵入社員であった。
 桜井は、▲■電器株式会社に派遣されるまで、広告代理店、デザイン事務所など経験を積み、企業を外からではなく、中から改革するための侵入社員になるためのキャリアを磨いてきたのだ。もちろん、彼の素性を知っているのは、役員だけであり、部長以下の社員には伏せられていた。彼を派遣したコンサルタントは、企業を外部から指導するのではなく、桜井のようなスタッフを派遣し、内部から改革すること。

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posted by 飛べないカカポ at 21:08| Comment(0) | 侵入社員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月13日

最後の授業 ぼくの命があるうちに

最後の授業 ぼくの命があるうちに -
最後の授業 ぼくの命があるうちに -

 ずいぶん長い間「積読」にしておいたことを後悔する素晴らしさでした。 パウシュ教授は、幼いランディの頃から目の前に立ち塞がるレンガの壁を、それまでしてきた準備と一瞬の閃きで乗り越えてきた。
 教授は「夢を実現できた理由の大部分は、たくさんのすばらしい人たちに教わってきたことのおかげだ。自分がこうして感じている情熱をこめて話せば、講義を聴いた人が自分の夢を実現する道を切り開く手助けになるかもしれない。」と言った。 
 教授に限らず、困難の中で偉業を成し遂げた人の行動は、誰かの手助けになると言うよりも、誰かの心の中の夢に直接点火する。そしてある時は、その人の行く手を照らすヘッドライトになり、またある時は、雨風をしのぐ休憩所になる。

 この本の素晴らしさの原因は、原文が素晴らしいからなのか、訳が素晴らしいからなのか、それは僕にはわからない。ただ一つわかっていることは、ランディ少年は、鼻もちならない悪ガキだったが、パウシュ教授は、素晴らしい教師、コンピューターサイエンス学者、夫、父親、息子、友人、兄弟、学生たちのよき指導者だと言うことだ。
 それは、ランディが、死を目前にして、自分自身を客観的に見詰めることができたことに起因する。そしてランディは、私たちに死を目前にしなくても、自分自身を客観的に見詰める方法を伝授してくれている。

 「レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。それを真剣に望んでいない人たちを止めるためだ。」また「レンガの壁に、自分が何かをどんなに望んでいるか、証明するチャンスを与えられているのだ。」そして「壁をのりこえたあとは――たとえ誰かに投げ上げてもらったのだとしても――自分の経験を話せば、きっとだれかの役に立つ。」

 どのエピソードも素晴らしいが、私はスター・トレック、カーク船長のリーダーシップという章が好きだ。カーク船長を演じたシャトナーがパウシュ教授の研究室を訪れ、カーク船長の写真を送ってくれた。そこにはこうサインしてあった。「勝ち目のないないシナリオがあるはずがない」と

 もし、まだお読みになっていないなら、あなたも珠玉のエピソードの読者になりません

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posted by 飛べないカカポ at 05:18| Comment(0) | 池井戸 潤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月04日

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫) -
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫) -

 「絶対無理! って言われることを成し遂げたことが、自信になるんだ。それが大人になってからも、大事なことなんだ」

 気付けばたくさんの応援団が私の後ろにいてくれて、私のなによりもの力となり、どんなに暗い道でも光を照らしてくれたのです。

 「何か死ぬ気で頑張る」って、人生めちゃくちゃ変わるんだなって、体験してみて改めて思います。人生なんて、自分次第でいかようにも変えられることを学びました。だったら、選択肢がなるべく多い方がおもしろいし、お世話になった人や大切な人を喜ばせてあげられる人生にしたい。

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タグ:ビリギャル
posted by 飛べないカカポ at 19:27| Comment(0) | 学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人生が変わる哲学の教室

人生が変わる哲学の教室 (中経の文庫) -
人生が変わる哲学の教室 (中経の文庫) -

 どうしても生きるのが苦しいという人は、人生に「大文字の意味を」を求めることをやめてはどうでしょう。人の一生なんて長い地球の歴史のほんの一瞬にすぎません。だから日々生きていることを楽しむべきです。人生には、そのことにしか意味がありません。いっそあなたの重荷になっている物事をすべて捨ててしまえばいいのです。そうすれば少なくても気が楽になるんじゃないでしょうか。

 理想を選択するというのは、前に進みたいときですね。あるいはその場所から抜け出したいときであるといってもいい。そして現実を選択するときというのは、今いる場所を受け入れようとするときなのです。前にすすむためにあえて現実を選ぶという方法もあります。あまりハードルが高いといつまでたってもそこから抜け出すことができないからです。この場合、現実の先に理想が控えているのであって、必ずしも現実に甘んじたということにはならないでしょう。

 「もし・・・を欲するならば、〜せよ」というように、予め設定された何らかの目的を前提とし、その目的を前提とし、その目的を実現するために必要な手段として行為を命ずるのではいけないのです。このような条件付きの命令を「仮言命法」をいいます。そうではなくて、条件は一切つけずに、単に「〜せよ」と行為のみを求めるのです。ここでは行為の目的は前提となっていません。このような条件を一切つけない命令を「定言命法」をいいます。何かメリットがあるから行為するというのは、仮言命法なのです。
 しかし、ただ「やれ」といわれても、常にその行為が正しい行為となるかどうかはわからない。そこで私(カント)は、「あなたの意思の基準が、常に普遍的な立法の原則に合致するように行為しなさい」という原理が成立つ場合のみ、定言命法は妥当するとしています。簡単にいうと、定言命法は、誰もがその判断が正しいと思えるばあいにのみ成立するということです。

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posted by 飛べないカカポ at 19:16| Comment(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

空と海のであう場所

空と海のであう場所 (ポプラ文庫) -
空と海のであう場所 (ポプラ文庫) -

読む人によって、読んだ時の気持ちによって、感じ方が大きく変わってしまう物語りだと思います。だから、きっと私の感想・レビューは余計なものでしょう。それでも私は、誰かを愛している人たちに、誰かを愛したい人たちに、誰かから愛されているのに自分では気がついていない人たちに、そして、誰かを愛し誰かから愛されている人たちに「この『空と海のであう場所』を読んでみたら?」と薦めたいと思います。誰かをもっと愛せるように、身近に愛すべき人がいることに気づくように、誰かから愛されていることに気づくように…

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posted by 飛べないカカポ at 10:34| Comment(0) | 小手鞠るい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月16日

好き、だからこそ

好き、だからこそ (新潮文庫) -
好き、だからこそ (新潮文庫) -


好き、だからこそ許せないことがある。好き、だからこそ言えない秘密がある。好き、だからこそ誰かを不幸に陥れたとしても手に入れたい愛がある。
 好き、だからこそ、風子は、自分以外の誰かとの時間を持ってしまったゴンちゃんへの気持ちが壊れてしまい、修復することができなくなってしまったのかもしれない。そして、許すことも、咎めることも選ばず、好き、だからこそ、好き、という気持ちを心の底に沈めた。

 好き、という気持ちは理屈では説明できないと言われるけれども、そこにこそ人間らしさが秘められているのかもしれない。しかし、もう一方で人間は生きて行かなければならない。誰かから手を差し伸べられることで、生を繋いで行くことができる。その時に生まれる情は、好き、ということと同じなのだろうか?

 小手鞠るいさんの世界に登場する女性たちは、いつも健気で自分自身の感情に正直に生きてゆく。その一方で、男たちは、情にほだされて自分自身の感情を真正面から見詰めることを避けているような気がする。

 それぞれの登場人物の立場や、過去に経験した出来事によって、新たな出会いの中に光と影が生まれる。

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posted by 飛べないカカポ at 06:03| Comment(0) | 小手鞠るい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月14日

サンカクカンケイ



 小手鞠さんの作品は、エンキョリレンアイに続いて2作目。エンキョリの花音の人生も、紆余曲折だったが、あかねの人生も負けず劣らず曲がりくねっている。しかし、あかねは、悲しさを糧に新しい人生を切り拓く。

 『陽だまりの彼女』『天使の卵』と恋愛小説が続いたので、その流れで『サンカクカンケイ』を読んでみた。小手鞠るいさんの作品を読むのは、10月に読んだ『エンキョリレンアイ』に続いて2作目で、エンキョリの主人公であった桜木花音が登場するというサプライズ付きだった。花音の人生も、紆余曲折を経るものだったが、サンカクの主人公である広瀬あかねの人生も負けず劣らず曲がりくねっている。しかし、彼女たちは、悲しい出来事を糧にして逞しく新しい人生を切り拓いて行く。「エンキョリを再読したい」と思わせる爽やかな読後感に浸れる作品。

 この物語りの中からは、とても素敵なフレーズがたくさん見つかりました。その中のいくつかを、紹介したいと思います。『困難にぶつかった時、本当に頼りになるのは他人ではなくて、自分。自分の心。その心の中から滾々(こんこん)と湧きだしてくる、際限なく豊かで自由な「想像力と創造力」。言いかえると、頼りにできるのは「それしかない」と、』困難にぶつかった時、他人に頼って対処療法を講じたとしても問題を根本から解決することはできないのかもしれませんね。何がその問題の根本なのかを突きとめて、それに直接対処しよう!

 主人公の「あかね」は、「恋することは、自分が自分でなくなってしまうこと?自分を失うということ?」「自分を失うことはちっとも怖くないのに、わたしは龍也を失うことが、なによりも怖かった。」と独白する。あかねを手繰り寄せたり突き放したりする龍也には、何をもってしても埋めることのできない空洞があるような気がした。空洞がどのように出来たのか、彼がどうやって埋めてゆくのかということについては、描かれていないのだけれども、彼に関わる全ての人々が、頼り頼られることよって得られる充実と無縁のような気がした…


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posted by 飛べないカカポ at 10:55| Comment(0) | 小手鞠るい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月12日

天使の卵―エンジェルス・エッグ

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫) -
天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫) -

 カミサンが買った本を手に取りました。女性の作家が19歳の男性の視点から一人称で書いた作品です。そのためか、男性の気持ちという意味では、ちょっと無理を感じる部分もありました。私にも美大を目指して石膏デッサンに明け暮れていた浪人生だった時代があったので、アリアスに似た横顔をもつ日本女性がいるとは思えなかったし、所々に見える紋切り型の表現も鼻につきましたが、物語そのものには読者を引き込む力があり、先を急ぎたくなるような緊張感もありました。そういう意味では、他の作品も読んで見たいという気持ちになる作品でした。

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posted by 飛べないカカポ at 20:20| Comment(0) | 村山 由佳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月09日

陽だまりの彼女

陽だまりの彼女 (新潮文庫) -
陽だまりの彼女 (新潮文庫) -

 表紙のイラストが気になっていた『陽だまりの彼女』…手に入れるまでにも時間がかかったし、手に入れた後も読み始めるまでに時が経ってしまった。私が愛読している作家さんとは、空気の色やニオイが全く違う世界…確かに、陽だまりの中でウトウトしている間に、心地よくてちょっぴりスリルのある夢を見ていたような感じだった…強いて言えば、ポール・ギャリコさんの物語りを読んだ後のような感じ…日本の作家さんなら、小手鞠るいさんの『エンキョリレンアイ』のような感じだろうか?
 ときめくことができた56歳のオジサンの気持ちは、まだ若い?

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posted by 飛べないカカポ at 20:21| Comment(0) | 越谷オサム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月07日

時生

時生 (講談社文庫) -
時生 (講談社文庫) -

 不治の病を患い最期を迎えつつある息子は、生まれる前からこうなる可能性を抱えていた。宮本拓実と妻の麗子にとって覚悟していたことではあったが、息子である時生が、自分の運命をどの様に受け止めているのかということだけは、重く圧し掛かってくるのであった…

 子供にとって良かれと思った選択肢が、子供に恨まれる原因になることもある。しかし親を恨んで生きれば傷を広げるだけだ、どのような星の下に生まれて来ようとも、生まれて来て良かったと思えるか思えないかは、自分の生き方次第である。2002年刊行の作品だが、今こそ読んで欲しい。

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posted by 飛べないカカポ at 00:00| Comment(0) | 東野 圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プラチナデータ

プラチナデータ (幻冬舎文庫) -
プラチナデータ (幻冬舎文庫) -

 犯人の検挙率を上げるために導入されたDNA捜査システムだったが、データベースの中に、持ち込まれたサンプルと一致したものは見つからなかった。システムに隠された秘密を知る開発者が殺され、真相を突きとめようとする神楽にシステムが示した犯人は神楽自身だった。東野圭吾さんが得意なテーマだと思ったので、期待して読み進めたが、行き止まりの脇道が多く(最後は回収されるが)、真犯人の動機や結末も腑に落ちないものだった。職務を放棄して真相を追う刑事やアメリカから派遣された女性など、理解しにくい行動を見せる脇役も不可解だった。

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posted by 飛べないカカポ at 00:00| Comment(0) | 東野 圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月04日

自覚

自覚: 隠蔽捜査5.5 -
自覚: 隠蔽捜査5.5 -

 文庫で揃えたかった『隠蔽捜査シリーズ』だが『宰領』に続いて読みたいという気持ちを抑えられず、ハードカバー(古書)を購入してしまった。「隠蔽捜査、果断、疑心、初陣、転迷、宰領は、この自覚を楽しむための序章だったのではないか」と思う程、登場人物との再会が嬉しかった。

 久しぶりに読む今野敏さんの文章は、まるで竜崎署長の指示の様に無駄がなく、まるで8ビートのロックの様な疾走感があって気持ちが良い。あれほどまでに翻弄された畠山美奈子からの電話にもいつものように原理原則に基づいて冷静なアドバイスを下す竜崎が微笑ましい。

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posted by 飛べないカカポ at 00:00| Comment(0) | 今野 敏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

あの頃の誰か

あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12) -
あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12) -

 東野圭吾さんご自身が巻末に収められている「あとがき」を「言い訳」と言うように、とりとめもなく集められた短編集。読者に「凄い」と言わせようとするような仕掛けに乏しく、強く印象に残る作品は無いが、そのためか、東野圭吾さんの素の人柄が表れているようで、それなりに楽しめる。

 この中で、私は「レイコと玲子」が好きだ。いっしょに収録されている「さよなら『お父さん』」が後に東野圭吾さんがブレークする切っ掛けとなる『秘密』に昇華したように、「レイコと玲子」も加筆修正して長編に仕立て替えして欲しいと思った。布団の中で読もう♪

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posted by 飛べないカカポ at 00:00| Comment(0) | 東野 圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月29日

ナミヤ雑貨店の奇蹟

ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) -
ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) -

 外出の途中『禁断の魔術』を読み終えてしまった私は、次に読む本を求めて北千住駅の東武ブックスに寄り、25日に刊行されたばかりで台陳されていた『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を手に入れた。ナミヤ雑貨店と丸光園という児童養護施設をめぐって繰り広げられる物語は「ナミヤ雑貨店のシャッターポストと牛乳箱を通じて二つの時制が繋がっている」という設定だ。

 それにしても東野圭吾さんは、こんなに心暖まる話も描けるのね♪失礼なことを思ってしまう程、良い本だった。もしかしたら私がこの本を手に入れられたのも『ナミヤ雑貨店の奇蹟』かもしれない…

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2014年11月26日

禁断の魔術

禁断の魔術―ガリレオ〈8〉 -
禁断の魔術―ガリレオ〈8〉 -

 読書メーター友から事前情報をいただいていた通り、猛射つが良かったです。正直、他の作品は、要らないと思います。その分、猛射つをもっと丁寧に描いて欲しかったです。特に気になったのは、事前に提示されていない本来なら伏線の様なものが、後から出て来るのは興ざめでした。頁数の制約もあるのでしょうが、ご本人か、編集者の方が気が付いたら、ちゃんと蒔いておいて欲しいし、既に刊行してしまった後でも、横山秀夫さんなら加筆修正するんじゃないかなぁ?でも前作に比べれば満足感はありました。次回も湯川先生を揺さぶる事件を期待します。

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2014年11月22日

パラレルワールド・ラブストーリー

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) -
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) -

『パラレルワールド・ラブストーリー』は、私が好きな『ブルータスの心臓・宿命・変身・分身』など1990年代に前半に刊行された作品に続き、『天空の蜂』と同じ1995年に刊行された。科学の進歩がもたらす悲劇をテーマにした作品の一つだと思う。主人公の現在を過去を行き来しながら進む話は、若干掴みにくく苛々させられるが、第九章 覚醒で明かされる真相に収斂するという構成だ。最後まで読むと中々良い物語なのだが、そこの至るまでのプロセスをミステリー調に仕立てたために、徐々に盛り上がるような演出になっていないのが惜しまれる。

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2014年11月19日

ダイイング・アイ

ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11) -
ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11) -

 冒頭の描写が気持ち悪く、他の本も読めなくなりそうだったが、立ち直って読み終えた。宮部みゆきさんの『レベル7』のように、自分についての記憶を失ってしまったわけではないが、ある事故の記憶を失ってしまった主人公と共に、読者も自分の記憶という謎を追いかけてゆく…ジョハリの窓ではないけれど、自分の記憶と他人の記憶の間にズレがあり、その原因が誰かの陰謀だとしたら…こんな恐ろしいことはないよね…ところで、東野圭吾さんは、失われた記憶を追い求める過程のサスペンスと交通事故の問題、どちらのテーマが書きたかったのかな?

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