2015年10月12日

年収150万円で僕らは自由に生きていくA

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)/講談社

¥886
Amazon.co.jp

 これもダウンシフトの本なのかな?と思ったら、著者のイケダハヤトさんは、プロブロガーらしい「プロブロガーって、年収150万円もかせげるの?」そこのところを突き止めるために読んでみようと思いました。

 長女と同じ86年生まれのイケダハヤトさんに突き付けられた「僕たちは、いつまで『おかねのために』働くのでしょう?」という問いに、決して「お金のためだけに」働いてきたわけではない、言葉にしてみると、自分を鍛えるために働いてきたのかもしれない。と考える58年生まれのオジサンは、彼らに何と答えればよいのだろう。

 イケダハヤトさんは、ブログ運営、書籍や連載の執筆、講演・研修、企業へのマーケティングコンサルティングで、年間500〜600万円の売上を計上しているそうです。まあ、こうして新進気鋭の星海社から新書本を出して、それを買って読んでいるオジサンがいるわけですから、実際に年収150万の貧乏生活ってことはありませんよね。おそらく、ブログからの収入よりも、ブログはパブリシティ広告的な位置づけで、実際の収入は、執筆、講演・研修、コンサルティングなどから得ているのだと思います。

 イケダハヤトさんは、好きなことをやっているので、仕事とは呼ばず、活動と言っているそうです。私もネットでの活動を楽しんでいますが、これをお金に換えるのは難しいと思います。斎藤一人さんは「お金持ちになると嫌な奴に頭を下げなくてよくなる」と書いていましたが、私は凡人なので、嫌な人に頭を下げなければならないような状況に追い込まれることで、自分が成長するような学びがあるような気もします。だから、お金のために働いています。

 イケダハヤトさんは、いずれ孤独はお金持ちの贅沢になる。貧乏人は、ムラ2.0(インターネットで繋がったムラ社会)で、緩くつながっていき、お互いに助け合いながら暮らしてゆくので、たくさんのお金が必要なくなっていく。みたいなことを書いています。いずれにしても、コミュニケーション力がカギを握るような気がします。

 イケダハヤトさんは「僕自身、日々仕事をしていて強く感じるのは、仕事における『問題意識』の重要性です。……問題意識が欠如すると、人は自分のため(金のため、スキルのため)にしか働かなくなり、やりがいを感じにくくなってしまいます(p126-127)。」私の仕事は、問題を解決することではあるのですが、その問題は組織と顧客の間に発生した問題に過ぎず、商品の問題を発見したり改善に繋がる活動ではあるのですが、社会の問題を発見したり改善したりするようなものではありません。そこにやりがいを感じているかと問われると、苦しいことは事実ですね。

 イケダハヤトさんは「働くモチベーションを『お金のために働く』から『問題を解決するために働く』に切り替えましょう。僕たちは死ぬまで働かなくちゃいけないんです。金のために嫌な仕事を我慢して、一生を終えるか。低収入かもしれないけれど、やりがいが感じられる、いきいきと取り組める仕事に取り組んで一生を終えるか。後者の方が、より人間的で、自分の人生を生きた感じはするとと思います(p127)。」これが、イケダハヤトさんが、一番言いたかったことじゃないのかな?ちょっと長くて気が引けちゃったけど、とても共感したので引用させていただきました。

 ITを活用した村社会2.0という提案が新しいです。政府や企業が作った仕組みではなく、私たちは、直接、助け合って生きて行く方法を見つけることで、年収が下がっても精神的に豊かな生活ができるかもしれません。そのような動きが顕著ではない日本は、まだまだ豊かなのかもしれません。

 どの本に書いてあったことか忘れましたが、IT企業は、インドにプログラミングの仕事を外注しているそうですが、システム開発やプログラミングは、立地が離れていることによる障害は少ないですものね。村社会2.0では、地域や組織の壁を超えたネットワークで成果を出していくシステムが出来上がって行くのだと思います。

 イケダハヤトさんの意見は、認めたくないことも少なくないのですが、それは、私が、時代が激しく移り変わって行くことを認めたくないが故の抵抗かもしれません。この本を読むことによって、自分の人生を方向付けることはできませんが、彼の言葉に真摯に耳を傾けることは、問題を直視し課題を抽出する切っ掛けになると思いました。

にほんブログ村 転職キャリアブログ 転職・転職活動へ にほんブログ村 転職キャリアブログ キャリアへ にほんブログ村 転職キャリアブログ 職業訓練へ
posted by 飛べないカカポ at 10:15| Comment(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: